当科の専攻医研修卒業生の声
伊藤 美郷先生
(2014年卒)
入局をお考えの皆様へ
このページを開いたあなたは、専攻医、研修医、学生…きっと少しでも消化管外科に興味を持ってくれていると思います。この先長い医師人生をどのように歩んでいくのか、それぞれ思い浮かべていることでしょう。私はこの度、医師として10年目を迎えました。若手の頃はとにかく何でもやりたい精神で働き、7年間で助手を含め1200件の手術を経験しました。その中で外科専門医、消化器外科専門医も順調に取得しました。そんなひたすら走ってきた20代でしたが、8年目には働き方をガラッと変え、学位取得へ向けて研究を開始し、無事に学位を取得しました。生活面では、30歳を過ぎた頃から子供を持つことを真剣に考えるようになり、妊活中の当直や放射線業務を免除して頂きました。無事に子供を授かり、1年間の育休を経て、臨床業務に復帰しました。現在は内視鏡外科技術認定医の取得やロボット手術の術者へ向けて、日々邁進しております。仕事と育児の両立は、思ったほど大変ではありません。カンファレンス等の業務が極力時間内に行われるようになったことで参加できたり、手術が長くなりそうな日は子供を夫に任せて自分は手術に集中したりと、他の医局員と同じように働けている実感があります。当科は、昨今世間でよく聞く「女性にとって働きやすい社会」は、ある程度実現されていると思います。しかし、目指すべきは「みんなが働きやすい社会」です。私が今力いっぱい働けるのは、医局員の先生方と夫のおかげです。だからこそ、助け「合う」関係でいたいと思います。それぞれが思うライフワークバランスを大切にできるような医局を作りたいと思います。明るく元気な医局で、皆様をお待ちしております!!
深井 智司先生
(2016年卒)
初めに、福島医大消化管外科学講座は消化器外科に興味のある皆さんに対して常にウェルカムな雰囲気であることをお伝えしておきます!
私は初期研修時代に消化器外科手術、特に腹腔鏡手術の魅力を感じて消化器外科医を志しました。2023年現在医師8年目となりましたが、ここまで毎日楽しく充実した外科医生活を送ることができており、消化器外科医となったことに一切の後悔はありません。
思えば学生や研修医の時には、外科医は自分にとって忙しすぎ、キツすぎるのでは…と心配していた時期がありましたが、その心配は無用であったと今では感じます。当科は医局員数が確保できている為、大学や関連病院の人員も充実しており業務・当直が適切に分配されている実感があります。家庭の時間や趣味の時間を大切にしている医局員がほとんどで、自分も適切なワークライフバランスの中で外科医の時間と自分の時間を過ごしています。
また、当科は特に専門医取得や大学院に関しては盤石なレールが整備されている状態であり、専門医・学位は「普通にとれる」ことは魅力だと感じています。私自身も2022年度消化器外科専門医を取得、2023年度に大学院卒業見込みと最速でキャリアを進めることができており、当科の環境にとても感謝しています。
手術に関しては若手発信で手術手技のビデオクリニックを毎月1回開催しており、手術手技向上の為に若手が盛り上がり、切磋琢磨している雰囲気のある医局です。我々と一緒に力を合わせて、福島の未来の消化器外科医として輝きましょう!